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館内がヒワマリイエローで溢れていてとても明るいのは、
開館20周年記念として、ゴッホ「花瓶のヒマワリ全7点」が開催されているから。

ゴッホといえばヒマワリ……。
余りにも有名だけど、花瓶に入ったソレは7点しかないそうで、
うち1つは、空襲で焼失した幻のヒマワリを再現したという。




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これはなかなか興味深い展示(๑˃̵ᴗ˂̵)و

初期のヒマワリは3〜5本、後期は12〜15本。
顕著な違いはそれだけで、花瓶はずっと同じ。構図もほぼほぼ一緒。
でもっ!! 違うんだよね〜。並べられるとよくわかる。

アルルの家も黄色に塗っていたというゴッホは、黄色が大好きだったようで、
それが元からなのか、南仏で咲き乱れていたヒマワリを見てからの後付けなのかわからないけど、
ホントに特別な花で特別な色だったんだろうな〜と、しみじみ思った。

そして、フィラデルフィア、ロンドン、ミュンヘン、アムステルダム、日本…
世界中に散らばった花瓶のヒマワリを一同に集める。
オリジナルでは絶対実現不可能な事が陶板ならできるのだから、これもスゴイ事だな〜と。




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それは、散逸してしまったエル・グレコの大祭壇画の復元にも言える。

左下から「羊飼いの礼拝」中央下「受胎告知」右下「キリストの洗礼」
中央上「キリストの磔刑」左上「キリストの復活」と、
こうすることによって、グレコが意図した本来の構成やストーリーがよくわかる。

現在はバラバラ、単一の作品になってるので、
こういった復元スタイルって、とっても画期的な試みなんじゃないかと思った。





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そう…展示の仕方がとっても工夫されてるのだ。

モネの睡蓮はもちろん屋外に。
ホンモノの睡蓮が咲く池が周囲に張り巡らされており、水際なテラス席でお茶もできマス。




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ポンペイレッドで有名な「ディオニュソスの秘儀の間」

下のタイルまでオリジナル通りキチンと再現されているが、
これまでに、細部も手抜かりナッシングな作品をたくさん見ていたせいか、
これくらいでは驚かなくなってしまった(^^ゞ

があ〜〜!!!



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秘技荘をエチケットにあしらったこのワインがさりげなく展示されていたのには唸った!

ポンペイ遺跡から発掘されたブドウ畑跡からブドウの品種や栽培・醸造方法を研究。
当時の人々が飲んでいたワインを造ろう!という国家プロジェクトの元で造られた
その名も Villa dei Misteri.

ひええ〜〜これって2万円もするのね。
でもでも1度飲んでみたいわ。。。。。。。




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そうゆう意味において、展示方法の中で1番感心したのは、
ゴヤの「黒い家」だったかもしれない。

照明が極限まで落とされた文字通り黒い(暗い)部屋は、
ダイニングテーブルの上にワインやパン(模型ね)が置かれた「食堂」と、
サロンチェアが置かれた「居間」の2つが用意されており、
一連の「黒い絵」14点が、ほの暗い照明の下に浮かびあがっている。
これは、晩年ゴヤが暮らした家を再現したもので、作品もまんま同じ場所に飾っているそうだ。

“我が子を食らうサトゥルヌス”を見ながら食事してたの?とビックリしたけど、
当時のスペインは独立運動の真っ最中。とても不穏で不安定であった。

ゴヤがどんな心情でコレを描き、毎日眺めていたのかわからいないが、
亡命先のボルドーで客死している事を思うと、ちっくら感慨にも浸るというもの。




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作品リストとフロアMAPを照らしあわせて回るのもいいけど、
結構手間で時間がかかるので、そのうち気の赴くまま足を進めたのだが、
思いもがけぬ作品に思いもがけぬ場所で「出会う」サプライズがあり、
これはこれでとても楽しかった♪♪

光と影の魔術師、カラヴァッジォラ・トゥールが並ぶミラクルに、
思わず声あげちゃたよ(//∇//)




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システィーナ礼拝堂やストゥディオーロ。ゴヤの黒い家やグレコの祭壇画もそう。
サイズや空間をまんま立体再現したのものをココでは「環境展示」と言う。
全部で10個くらいあったと思うが、どれも必見!なのでお見逃しなく。

これはトルコはカッパドキアの聖テオドール聖堂。
朽ちたり欠けたりしてる部分、デコボコな床も忠実に再現。
半屋外にあり、自然光に照らし出された内部は、まんまリアル度200万%デス!!!




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ジョゼフィーヌと母


キリがないのでこの辺で……(^^ゞ
後で見てみたら館内8千歩くらい歩いたけど、全然足らんわ〜〜〜!!!!
見てない画がいっぱいある。いやはや、心底オソルベシ!大塚美術館。。。。。

入館料¥3240。日本一高い美術館としても「有名」だが、ココでハッキリ言っておく。

一見の価値 十二分にあるっ!!!!! ってか、1度は行くべしっ!!!

人によって受け取り方はさまざま。
全部複製(ニセモノ)なんでしょ?と言うこともできるだろう。
しかしたとえ複製であっても、
その圧倒的スケールに、信じられないほどアメィイ〜ジングな空間に、
ニセモノだとかホンモノだとか、ど〜でもよくなります。多分。絶対。

西洋美術史と絵画に一握りでも興味がある人ならなおのこと。
いや…全く関心がない人でも、必ずやどこかの部屋で、どこかの1枚に、
ほぉお〜〜♪♪と心動かされることでしょう。

とにかくアタシは、入館料が高いとは全く全然思わなかった。
むしろ近いうちにまたリベンジしたい気持でいっぱいである。



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ね、こんな所から眺められるの(//∇//)
これってホント、大塚美術館だからできる(数多い)奇蹟の1つなのだ。

 


















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by giova21 | 2018-05-06 23:01 | にっぽんの休日 | Comments(0)
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どうやって美術陶板画を作るのか?!
陶板技術コーナーを見てから鑑賞するとまた違うんと思うけど、時間がないのでカットして(!!)

これはモザイクで有名なラヴェンナサン・ヴィターレ聖堂ですね。
内陣の左右壁にある一対の作品で、ホンモノのキラキラ感はないが、
モザイクのポチポチがちゃんと再現されていることに驚く。

それに…首が痛くなるほど下から見上げることなく、
細かい部分まで「正面から」対峙できるのがスバラシイ〜〜♪♪
他にガッラ・プラチディア廟堂 の“善き羊飼い”もあるよ(๑˃̵ᴗ˂̵)و




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うおぉお〜!! このチョイス、シビれるぜ〜!!!

ラファエッロ生誕の地であるウルビーノ国立マルケ美術館にある
偉大なる主君、フェデリーコ・ダ・モンテフェルトロの書斎〜“ストゥディオーロ”だ。

そうそう、このだまし絵風な寄木細工が見事なのよ。
こんなものまで再現できるんだね〜
ステキ、ステキっ!!!



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フェデリーコ公というと、
ウフィツィにある赤い衣装と横顔が印象的なこの肖像画がつとに有名ですね!(左)

そしてなにげにホルバインのこの画も(ロンドン:ナショナル・ギャラリー)
アテクシ大好きなのデス!!!




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ピエロ・デッラ・フランチェスカ「聖十字架伝説」
(アレッツォ:聖フランチェスコ聖堂)



そしてそして、フェデリーコ公の肖像画を描いた
大好きなピエロ・デッラ・フランチェスカの画も、5点以上あって大喜び!!!
ピエロって、それほど名を知られた画家じゃないと思ってたけど、
これってフェルメールと同等の扱いじゃね?!(//∇//)

この画は、修復中の足場に上って結構近くから見たんだよね〜と、
1つの画をきっかけに、いろんな思い出が蘇ってくる。




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このチョイスもシブイっ!!

アントネッロ・ダ・メッシーナ
「受胎告知の聖母」(パレルモ:シチリア州立美術館)

大塚美術館 スゲ〜ぞ〜〜♪♪




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天井を含め、ありとあらゆる「面」が画で埋め尽くされた部屋はスゴイ圧があったが、
抜粋した1部だけでもこの迫力!

ジュリオ・ロマーノ「巨人の間」(マントヴァテ宮)

ちなみに…列車に乗り遅れそうになり、慌てふためきながら駅に走る我々を指差し、
「ほらほら、見てごらん。おかしな日本人が走ってるよ」と言われたのは、
遠い昔のマントヴァの思い出である(笑)




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2枚の「小鳥に説教する聖サンフランチェスコ」( アッシジ:サン・フランチェスコ聖堂)

アッシジ観光の目玉だけじゃなく、とても美しく立派なこの聖堂は上下堂に別れており、
“小鳥に説教する聖サンフランチェスコ”といえばコレっ!というくらい
上堂にあるジョットの画(右)は有名だ。だがこぅやって見比べてみると、
素朴な訴求感に溢れる下堂の“聖フランチェスコの画家”が描いた画(左)もスバラシイ!!
アタシはこっちの方が好きかも〜!!という、展示の工夫で新たな発見があるのも面白い。

さてさて…イタリア特集はこの辺にして、まだまだ続くよ(^^ゞ







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by giova21 | 2018-05-03 23:23 | にっぽんの休日 | Comments(0)
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向こう、徳島。 こっち兵庫…は淡路島。

GWの前哨戦。ちょっと早い母の日プレゼンツとして、
オカンさまのリクエストに応えて、大塚国際美術館に行って来た。

今年で開館20周年というから、初めて行ったのは15年以上前?になるだろうか。
当時に比べると収蔵作品も増えてるだろうし、なんせ久しぶりなので、
アテクシ的にも大変ウレシイ美術見学である。

というか結論から言うと、好きすぎる作品が目白推しな上に
その数、天文学的に多くて、脳ミソと目ン玉がマヒ状態に………( ̄o ̄)
年寄り両親の事も考え、それでも昼食を挟み4時間超滞在したのだが、全く全然足りなかった!!!

最後の方は気力が枯渇しちゃってあんまし写真撮れてないけど、
偏愛に満ちたレポートをサクサク〜っと書いていこう。
ちなみにモナリザとかヴィーナスの誕生とか、いわゆる鉄板作品の写真はありません。
念のため。。。。




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と、言いながら、入ってすぐ出迎えてくれるコチラ〜システィーナ礼拝堂は別(笑)

アタシは3回ほど訪れた事があるんだが、
警備員が何度も「シィレンツィオォオ〜!!! (静かに!!)」と言ってた事や、
人々が、画を仰ぎ見ては漏らすため息や指さし囁く小声が、
積もり積もってウォンウォンと天井まで届いていく様が、それはもぅ〜鮮やかに甦ってきた。

現実ではあり得ないほどガラガラなのに、もっと言うなら陶板画なのに、
そのクオリティと原寸大の迫力に、一瞬で心がバチカンに飛んで行ってしまった。

座って(!!) 人混みに邪魔されず、注意されることもなく、
好きなだけミケランジェロ の偉業を眺められるなんて、んとぉ〜〜に贅沢の極みだわ(//∇//)





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システィーナ礼拝堂の隣にはスクロヴェーニ礼拝堂が!!!

あ”あ”あ”あ”ぁ〜〜!!!
ジョットの一連のフレスコ画も…だが、アテクシ、この礼拝堂がダイスキ!!!なんですよ〜!!!!

北イタリアの瀟洒な町、パドヴァに足を運んだのは、兎にも角にもこの礼拝堂を見たかったから。
金より高価だったラピスラズリをふんだんに使った青の間に入った瞬間、
その美しさと荘厳さに、文字通り息を飲んだものだ。

結婚式場として利用することも可能で、ミサ曲が静々と流れており
(広い館内でBGMが流れていたのはココのみ)
懐かしさとこの場所が好きすぎて、胸がいっぱいになってしまった。。。。。

システィーナも同様、ホンモノが醸し出すオーラには及ばずとも、
1度でも現地を訪れた事があるなら、
多分絶対!狂おしくも甘美なこのデジャブ感に襲われるのではないだろうか。

以後、アテクシ、この「大塚式デジャブ攻撃」を四方八方、ボコボコに受け、
フラフラになってしまったのであります。





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スクロヴェーニのお隣には、これまた現地仕様に再現された
ギリシャはテッサロニキの〈聖ニコラオス・オルファノス聖堂〉(写真)と、
南フランスの小さな村にある〈聖マルタン聖堂〉がある。

前者は後期ビザンティン様式で、キリストの生涯と共に、
後のサンタクロースのモデルになったという聖ニコラオスの生涯が一面に描かれており、
聖マルタンを祀った後者は、クスリと笑ってしまう画風に顔がほころぶ、ロマネスク様式。

ギリシャも捨てがたいけど……
フランスからスペインはサンティアゴ・デ・コンポステラへ続く巡礼の道すがら、
点在するロマネスクの教会や聖堂巡りをしたくてたまらなくなってしまった。

検索、探してみても、これらの聖堂に関するズバリなサイトがなかったので、
大塚美術館は、必ずしも超メジャーなモノばかりがチョイスされているワケではなさそうだ。
再現に適した保存状態や時代などが考慮されているのだろうが、かえってその慧眼に感服する。




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それがコレっ!!

世界遺産大国イタリアの中で、ソレってどこ?というくらい地味…いや、控えめな、
でも実はすンごい世界遺産〜パエストゥム考古学博物館の目玉〈ダイバーの墓があったこと。
しかもちゃんと元通り〜お墓の形に整えてる芸の細かさよ!

美術史的には大変貴重な物なのだが、
イタリアの世界遺産とは思えぬほど人も少なくのんびりとした雰囲気だったことを思うと、
こんな所まで(!!)網羅してることにビックラした!!
と同時に、なんだかとっても嬉しかったのであります。



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見学者のスタート地点であるB3フロアのレイアウト

初っぱなから既に名作勢揃いな上に、
古代ローマ・ギリシャ遺跡の細かな展示が続く9〜16エリア、
ロシアのイコンから、カタルーニャ、フランス、数的には1番多いと思われるイタリアなど、
中世の祭壇画が並ぶ21〜26エリアなど「分単位」で足を止めていたらキリがないほど(笑)

ここで沈没したら後が続かないのは必至なんだが、
入館したての高揚感で頭も足も元気。ついつい丹念に見てしまうンだよね(^^ゞ





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by giova21 | 2018-05-01 23:44 | にっぽんの休日 | Comments(0)

ラテンなジョバのお気まま日記♪


by giova21