最近読んだ本の話
2008年 01月 26日
随分前にいただいたのに埋もれて気が付かなかった一冊(^^ゞ メディアを通じて犯人を捜す…という筋書きはオモシロイが、大胆かつアタマの良い犯人が、わりとあっけなく御用になったのは残念。それでも刑事である前に1人の人間である主人公や、周囲の人々の細やかな心理描写は秀逸であった。
映画では、豊川悦司が主役の刑事を張る。う〜ん、コレはピッタリかも〜♪
と言っても2冊ともとっても「面白く」読めた本。文体も軽快、ウイットに富み、プッ!と笑う所も随所にある。でもでも何がオモロイって、個性派揃いの登場人物のキャラ立ち!のスゴさ!コレに尽きる。
これも映画化されるが、キワモノ筆頭格の白鳥役を阿部寛がするそうだ。うぅ〜ソレってキレイすぎる。もっとこぅ、ネチョネチョ粘着質な、そう、生舞台観てスゴイと思った阿部サダヲがピッタリ!だと思うんだけど…だぅよ?!別に阿部ちゃんが悪いってワケじゃなくて(笑)
隠岐島の伝統的な奉納相撲の話でアル。
え〜!?コレって最後までこの調子なん?と思わずチラリと終盤をのぞいてしまったほど(笑)気合いの入った取組シーンが頁のほとんどを占める。ああ〜相撲って、勝負って、こんなに真剣なモンなんだ…と、昨今の大相撲問題とあわせ感じ入り、ラストでは思わず涙してしまった(TOT)
これらを1週間余りで読破。重いのは難点だが通勤読書はやはり欠かせない。本忘れると定期忘れるよりイヤだもん。上下巻の下を忘れ、また下巻を買ってしまった…という杭州師匠のキモチはよぉくわかる(笑)
それにしても運ぶのが重くて玄関横に鎮座してる「杭州文庫」を読破できるのは一体いつになることやら…(ウレシイ悲鳴)