アルモドバルのディーバ、ペネロペ本領発揮の映画
2007年 07月 04日
そんなアルモドバル2年振りの新作「ボルベール」ペネロペがスゴイ
です!オール・アバウト・マイ・マザーで、可憐なシスターを演じた面影はどこへやら。漂うどころじゃない熟れ熟れマンボ〜う〜♪てな熟女の色香がムンムン。役柄もあったけど、したたかで強いラテンオンナを奔放に演じててとても良かった。何でも逞しさを出すために「つけ尻」(どんなんや?!)をしていたそうな(笑)
といっても決してペネロペの独壇場ではなく、登場する女性たちは誰もが印象的で素晴らしかった(特にお母さん!)大笑いするシーンもあるけど、実はとても複雑で哀しい話。
題名の「ボルベール 帰郷」には深い深い意味が込められているのだと、
TVに映っていたのが、なぜベリッシマだったのかと、席を立ってから思う。マトリョーシカのように次から次へと疑問が出ては氷解する、見終わってから誰かといろいろ話したくなる映画。
そして、映像はもちろん、音楽がいつもながらとても良いです。ペネロペが歌う“ボルベール”で、滂沱の涙を流していたのは友人だけではありませんでした。女性に是非見て欲しい映画デス。☆3っつ♪