看板の文字は「朝ドラ カーネーションのロケ現場」とある。
朝ドラは普段ほとんどない見ないけど、この
カーネーションと
あさが来たは、1日2回見て、その度泣き笑いしたほど大好きだった。自分でもビックリしたのだが、カーネーションなんて、当ブログで4回(
1. 2. 3. 4. )も取り上げているのだから、相当な入れ込みようだったのだ(笑)
でね、糸ちゃんの町、岸和田に久しぶりに来たワケは………
聖徳太子のごとく(!!) 朝食食べながら、新聞読みながら“聞いていた”あさイチで、“かしみん”たるものが紹介されてて、思わずTV画面を2度見。“かしみん焼き”ってなに〜〜〜???って。
アテクシ、そら生粋の大阪人ではないけど“かしみん”なんて食べ物、聞いた事がない。話題を振った友人も初耳だったのだが、たまさか岸和田出身の同僚がいたので聞いてみると、反対に“かしみん”を知らない事に驚かれたという。
以来“かしみん”の謎は深まるばかりで、じゃあ〜食べに行ってみようやないけ?!と相成り、狭い住宅街に紛れるように存在する“かしみん焼き”の有名店の1つ、
鳥美にやって来たのである。
肩寄せ合うよな店内は鉄板を囲んで10脚ほど丸椅子が並んでいる。その半分は、既にビール瓶を何本も開けた岸和田の兄ちゃんたちに占領されており、ちょっとビビりながら端っこに座る。
だがそれは“雰囲気”だけ…で、昼酒浴びてる兄ちゃんたちはだんじり命のキップのイイ人たちだし、一見して非ジモティとわかるアタシたちに「ビールは焼き上がってから?」(←人の事言えないのだ(笑)と、気配りしてくれる店のオカンたちも優しい。
同じ大阪でも岸和田がある泉州・泉南地方はエキスがとっても濃いけど、カーネーションにあったような人情味も、実はとっても濃いのである。
前置きが長くなったが
“かしみん” (Wikiにも載ってる!!)とは、
かしわ(鶏肉)と
ミンチ状の牛脂を乗せたもので、そこから命名された岸和田風一銭洋食焼きのようなものであった。なるほど〜♪♪こんなの見た事ないし、鶏肉使うなんて目から鱗である。
ちょっと硬いひね鶏に牛脂って、安価な材料で美味しく食べれる庶民な知恵が詰まった食べ物とみた。今でもワンコインでお釣りが来るが、昔はもっと安かったはず。近所のこども達が駄菓子感覚で食べに来てたんじゃないかな〜と思うと、なるほど、岸和田っ子のソウルフードと言われるのも納得する。
わ〜い できあがったよ♪
シンプルな材料ながら、生地にしっかりうま味が乗ってるのは牛脂がイイ仕事してるからだろう。そこにコリコリ食感の鶏肉がアクセントになっており、ビールの友にはサイコ〜(//∇//) かしみんだけでなく、鶏肉専門店らしく、鳥刺しや鉄板で仕上げる焼き鳥なんかもあるよ♪
後から隣に座った兄ちゃんたちは、焼きそば@かしわだったのも驚いたけど、みんな鶏肉好きなんだね〜(^^ゞ 美味しかったデス。ご馳走さま〜。