むっさこさ暑いこの時間に回るのは無謀だが、バイクで島を探検してみるよ〜♪
その前に島の全容をご紹介しよう(๑•̀ㅂ•́)و✧
青いアンダーラインを引いた所は我々が寄った所で、★印がお宿の場所だ。
シュノーケリングしたのは北側にある芝口潜水区で、
インフォメーション(遊客中心)は空港近くにあり、
そこから南下する通りが南寮街になる。
まるで台湾の縮図のように、
島の西側が商業エリア、東側が自然エリアと分かれているのがオモシロイ♪
ちなみに東側は飲食店皆無なので、何はなくとも「水」だけは絶対!持っていくべしである。
まずはシュノーケリングの時に走った馴染みの道〜時計回りに進み、
この頃になると、ほぼパーフェクトにバイクに慣れてきましたよ〜(๑˃̵ᴗ˂̵)و
緑島って、今では人気の観光地になってるが、
火山によってできた島ゆえ「火焼島」と呼ばれていた時期があり、
しかもこの公園の近くには、今も「現役の刑務所」が存在している。
犠牲や迫害にあった人たちの名を刻んだ記念碑が建っている。
不勉強で恥ずかしくなるが、
蒋介石って大陸から逃げて来た独裁者みたいな人。
当時の人たちは、大変な苦難と闘いを強いられてきたんだね(TOT)
今の若い人たちは彼のことどう思ってるんだろう。
アホウな事に右側、チョン切れてるのがその形が、
剣を持つ将軍の姿に見えることから名付けられた「将軍岩」だ。って…わかんないよね( ̄o ̄)
今では名勝地として人も集まってるけど、当時は監獄島の入口としての港があったたため、
流刑者には、将軍どころか閻魔様に見えたことだろう。
よくよく火山好きだな…と思うが(笑)
島の特性からこのような黒っぽい奇岩が多く、独特の景観をつくりだしている。
次に向かったのは「新生訓練所」
迷うことない1本道沿いに、このような施設が点在しており、
ここでは、収容者の思想改革が行われていた。
広い敷地内には収容練のほか、
島で生活を営むための施設〜倉庫や厩舎、穀倉などの跡が残っている。
無料で入れる資料館はちょっとした美術館のようにキレイに整えられており、
当時の様子を再現したジオラマなどを見ていると、
この周囲一体が、収容所としての一国を成していたことがよくわかる。
中国語がわかんなくても漢字を追っていくと何となくわかる部分もあるので、
ひと休みも兼ねて見学していくとイイと思います。
ってのも、風を受けて走っていてもこの炎天下。暑いったら熱い!
冷房の効いた室内で、身体の温度を下げて生き返りました(^^ゞ
訓練所の敷地内を通っても、一度外に出て入ってもよいが、お隣には「模型展示館」がある。
同じような資料館として、受刑者ゆかりの品々が展示されてたりするんだが、
これは人形があまりにリアルで息をのむ獄舎の様子である。
消灯前の自由時間を思い想いに過ごす場…らしく、
なんとなくゆったりと見えるけど、もちろん当時はもっと詰め込まれていて、
人ひとりに与えられるスペースは、幅40センチにも満たなかったという。
空も海もどこまでも青いこの島に、こんな歴史があったなんて。
行く前に予備知識として読んではいたが、実際見るのとは大違いだ。
好きな人(台湾)のいい所しか知らなかった、知ろうとしなかったアタシ。
こういった負の歴史もちゃんと知っておかなければ…と反省してしまった。
乱暴なかつエラソな言い方だが、
島で施設的に見る所といえば、人権記念公園、緑洲山荘、新生訓練所だ。
今ある民主国家を、心血注いで築き上げた人たちの歴史を知るためにも、
是非立ち寄ってみてください。
*2017年7月15日をもって、38年間続いた戒厳令が解除されてから30年を迎える。
〈参考記事〉