2016 映画のこと Vol.5 母よ、

母よ、〜Mia Madre〜(イタリア)





余命いくばくもない母との別れを描いた作品。
と、ひと言で言えばそんなストーリー。

前回観た「これが私の人生設計」と比べるとあまりにも普遍的だが、それ故、じんわり「沁みる」作品でもある。

仕事に家庭、私生活に子ども…。人は歳をとるごとに抱えるモノも多くなる。そしてその多くは、平穏ではない。

そんな人生大多忙!な時に訪れる親との「別れ=死」は、途方もなく重く哀しい。現実を受け入れられない主人公の女性監督(名優マルゲリータ・ブイが良い!!!) と、ある意味達観した兄(モレッティ)との対比も興味深いが、作品自体が、同じく母を亡くしたモレッティの経験を投影したと言われている。

果たしてモレッティの心境は、作品上の主人公だったのか兄だったのか。

ともあれイタリア人男性にとって、恐らく神の如く崇拝する母に捧ぐオマージュが詰まった作品であることは間違いない。…と思う。
by giova21 | 2016-04-15 23:02 | 映画なこと | Comments(0)

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