湊川隧道 ジャン・バルジャンな異次元トリップ
2015年 12月 08日
隧道(ずいどう)とは、ずばり“トンネル”のことだ。
この湊川隧道は明治22年(1899年)に竣工。
総延長600m、幅7.3m、高さ7.7m。
当時としてはかなり大規模なトンネルで「神戸水道事業」「兵庫 運河開削の港湾事業」と並ぶ、明治期における神戸の三大土木事業と言われている。
阪神大震災で崩壊、修復した際、建造物を遺し守ろう!と保存会が発足。今回のように内部を一般公開する他、坑内でイベントなど行い、トンネルを通じて地域の活性化に努めているそうだ。
また、建造物の価値が認められ〈近代化遺産〉にも認定されている。
入ってすぐは、コンクリの打ちっ放し…という現代的な作りで、資料が展示されている。
多分出入口付近が、いちばん地震でやられたんだろうな。
資料コーナーを過ぎると、おおぅ!なんか時代が経ってきましたよ♪
それでも補強されてる鉄板とか、足元がちゃんとならさられている部分が、まだ近代な匂いがする。
なお歩を進めていくと………
キタキタキタキタ〜〜〜!!!!
いよいよ建設当時から遺ってる部分に突入デス!
足元もトンネルに沿って婉曲してるのがわかります?
う〜ん。歩きにくいけど楽しい!!
ちなみにカタチ(断面)は馬蹄形であります。
そして……デカイっ!!!
イベントの一環としてコンサートも行われるそうだが、この大きさ、広さなら十分可能だろう。
レンガを積んで作られた内壁が美しいカーブを描いている。
もちろんコレは職人たちの手作業の賜。
使われたレンガは450万個を超えるそうだ。
スゴイなぁああ〜〜〜〜
なんかもぅアートだね。と、しみじみ。
暗くて水たまりがあったり滑りやすかったり、足元不安定だけど、そこが探検心をくすぐるのだ♪
そう…気分はジャン・バルジャンだな。
幻想的でフォトジェニックな坑内は、カメラマンにも大人気!
本気撮りしてる人はもちろん、学生たちがムービー撮ってた。
それ、どんな作品になるんだろう。
そして出口が近づいてくると、またまた時間が遡り「今」に戻ってくる。
まさに100年分のタイムトンネル。
1キロもないけど、ちょっとした異次元トリップができました。
おっ〜と!
こんな所から出るんだね♪♪
最後までお楽しみがあるのもイイ。
ポンッ!
ハイっ。これでホントに「現在」に戻ってきました♪♪
外の明るさや住宅街といった風景に違和感を覚えたほど別世界だったな。
来年、隧道好きな友人も誘ってまた来てみたいと思う( ✧Д✧)//
さて…ここまで来たからには是非行っておきたい所があった。
一時廃業し、その前に1度行っておけばよかった〜!!と涙を飲んだ温泉が融資を受け復活!雰囲気も含め、個人的に神戸市内で一等賞の温泉だと思っている〈湊山温泉〉である。
トンネル出口からテクテク3キロ余り歩いて行ってきたよ〜♪♪
(途中ビール休憩あり)
10年ぶり?ってくらい久しぶりだったけど、やっぱ間違いなくココの湯はイイね〜♪もち、全部源泉掛け流し〜(๑˃̵ᴗ˂̵)و 露天もないのにゆっくりたっぷり入り、帰りはバスで三ノ宮に下りて(途中肉まん休憩あり) 中華街で餃子食べて帰る。
歩く人からしたらハナクソみたいな距離だろうが、京都に続きよく歩いた!(と、自分では思ってる(笑) 楽しい1日であった♪♪