2015 映画のこと Vol.9 夏をゆく人々〜Le meraviglie

夏をゆく人々 Le meraviglie (イタリア・スイス・ドイツ合作)





第67回カンヌ国際映画祭審査員グランプリ受賞作。
若干33歳の女性監督の半自伝的映画である。

原題の Le meraviglie とは、驚く!とか不思議!って意味だが (作中ではTV番組の名前になっている) 周囲から孤立し、昔ながらの製法で養蜂を営む家族に、ある日降りかかってきた「ビックリ!!」がキーワードになっている。

舞台となるトスカーナの美しい風景には目もくれず、片田舎で暮らす一家のリアリティがすごい。

夏ということもあり、かろうじて肌を隠してる…って感じの服装は、田舎のアグリ(農家宿泊) を利用した事のあるアタシにしたら、そうそう!! ンなカッコだったわ♪ って膝を叩きそうになったほど。だってね、もぅ〜裸同然なんです(笑) 恐らく農家のデフォルトなんだろうが(着飾って仕事できないしね) 当時はかなりビックリしたものだ(^^ゞ

あと、トスカーナのハチミツって実際いろんな種類があって美味しいの。市場でテーブルひとつ出し、自家製商品並べて売ってる農家が絶対いるんだが、そんな描写もまんま一緒だった。

と、なんか本筋に関係ない所でニヤニヤしちゃったけど(笑)

1番の meraviglie を受けた長女 (大人の階段を上がりたい年頃) の、たおやかでいて力強い心の描写が繊細で、その名がジェルソミーナということからも、どこかフェリーニへのオマージュが溢れてるよう。変なラクダも登場したし(笑)

寓話的な内容も多く、斜に構えて見ると一見難しそうだが、つまりは、今の時勢に逆行するような生活でも、家族や自然と共にシンプルに生きることを賞賛した作品だったように思う。
by giova21 | 2015-09-12 23:39 | 映画なこと | Comments(0)

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