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2014年 高雄の旅 12. 列車な旅の醍醐味がココに詰まってる

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走り出して約10分。
まだ口をモグモグさせている時に(笑) 枋寮の次の駅、加禄(かろく〜Jialu) に到着したのだが、え?なになに?降りてこいって??

人懐っこい笑顔の車掌さんが、おいでおいでと手招きする。
列車をやり過ごすためにしばらく停まってるから写真を撮れ、と言う。

この日の乗客は我々もいれて9人。みんな後部車両に乗っており、全員カメラ片手の鉄子と鉄男(笑) こら楽だわい♪ と思ったかどうかわかんないが、南廻線ツアーの添乗員さんに早変わりした車掌さん。あれこれ見所を教えながら、本人もちゃっかりスマホで写真を撮りまくってる (笑) なんか…ユルくてイイなぁ〜♪♪




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客車と同じ青Tが憎いマニア度MAXなこちらの鉄男サマは、友人が落っこちないように注意してくれたんだけど、後部激写ポイントの占有率が高く、アテクシちょっと不満だった也…





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まぁ〜でもしゃあ〜ないなぁ〜♪ って思うのは、どこまでもノホホン♪とした空気感のお陰vv

窓からいくら風が入っても、湧き出る汗を完全に乾かすことはできない。
それでも、顔に受けるそれのなんと心地よいことか。

海や山や、緑や土や、いろんな匂いがめまぐるしく鼻孔を駆け抜けるのもたまらない。たとえ時々埃が目に入って、あイタっ!ってなってもだ(笑)




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駅舎はどこも立派だが、今のところ乗降者ナッシング。う〜ん、これでは普快車廃止…ってのもうなづける。駅長さん、暑い中、ご苦労サマです!

東へ進路を向け山間部に突入する入口ともなる枋山(ほうざん〜Fangshan) は、南廻線で一番南に位置する駅。すなわち台湾最南端の駅ともなる。いや〜ん!降りてスタンプ押したい〜!(あるのか?!)

しかしながら、台湾人が枋山と聞いて真っ先に思い出すのは名産物である愛文芒果〜アップルマンゴーだという。シーズンに先駆けて出荷され、別名「太陽果」というほど皮が赤いのが特徴だ。

ボクの家でも作ってるよ〜♪とは件の車掌氏。
えええ〜〜!!!! イイなイイな〜〜vvvv

なんか、庭でミニトマト作ってマス!ってくらい簡単に聞こえるんですけど!日本だと1玉500円もするって知ったらさぞかしビックリすることだろう。




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停車中の休憩タイム第二弾♪
ホームじゃなく、地べたに降りれるのもこの路線ならではだろう(笑)

若い女性3人組は、台湾にもいるんだ〜♪と感動した台湾版鉄子たちvv キレイな化粧にキレイなカッコで、汗ひとつかいてない(な、なんで?!) 現場なオッサンのように首タオルなアタシ、それでも一緒にハイ、チ〜ズ♪♪ 鉄子の愛は世界共通なのだvv





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こんな調子で突然「停車タイム」が始まるもんだから、どこでも降りていいんだ〜って思ってたら、ピィピィ〜!って笛を鳴らされ、あ、ここはダメなのね?って(笑) 気を付けないとおいてけぼりくらうので、要注意vv

デッキドアも手動式。結構高さがあるので、映画のワンシーンを気取って飛び降りると、足首グキッ!ってなるので、これまた要注意(笑)




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ブヴァババババァ〜!!!!!

轟音と突風と共にトンネル入るサマはちょっとした迫力vv
こんなとこ、なかなか見れないもんね。

南廻線の約4割を占めるトンネルは、大小35個もあり、そら工事が難航したのも納得の数である。

車内は真っ暗!ではなく、ちゃんと電気が点くからご安心を…vv




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人の営みが全く感じられない山間部。
それでもココを通らずには、東への道は拓かなかったのだ。

荒涼というにはあまりにも緑豊かだが、美しい海岸線との対比は、まるでシチリアを走ってるかのよう。




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そんな山がちな風景や、トンネルがちょっと減ってきたかなと感じたら、列車が東へ抜けた証拠。さっきまで見ていた海が、南シナ海から太平洋に変わったのだと思うと、ちょっと感動してしまう。

さあ〜こっからはず〜っと海沿いを走る絶景路線かな♪♪になる。

特に大武駅から金崙駅までは、南廻線の中で最も海岸線に近い所を走るので、海が手にとるように間近に見える。



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何度言っても足りないが、海が…

キレイ〜!!!!

ああ〜プカプカしたいっ!!ビバ!太平洋!

今思うと、別の車両やディーゼル機関車 (の運転席) とか見にいけばよかった!って思うけど、この時ばかりは、海風を受けながら車窓の風景を見てるだけで十分幸せ♪ 実に贅沢な眺めであった。





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列車が早くて快適なのは今や当たり前のことで、それを失うのはアタシもイヤだけど、景色を、風を、音を、匂いを直に感じながら走ってると、ああ〜列車って、本来こうやって自然と一緒に乗るもんだったんだよな〜と、しみじみ思ってしまう。アナ雪じゃあ〜ないが、まさに「ありぃ〜の〜ままぁにぃ〜♪」である(笑)

日本でも今だこんなにたくさん乗れるSLがあるし (驚!!) 予約がとれない〈ななつ星〉〈トワイライトエキスプレス〉などが人気なのも、移動の箱としての列車じゃない、乗って楽しむ列車が、実はみんな好きなんだよね〜♪の証じゃないだろうか。

まぁ〜南廻線は全く趣旨が違うが、列車な旅の醍醐味が味わえる路線の基本の「キ」であることは間違いないと思う。

急遽組み込んだ南廻線だけど、ホント〜に楽しかった♪ 鉄子じゃなくても、時間がある方は是非にぃ〜♪♪と太鼓判でお薦めしますvv


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古い客車な各駅停車の「普快車」は1日1便、1往復のみなので、時間には十分気を付けてvv でもって「駅弁とビール」を忘れずに!!コレ鉄板ね(笑)

ビール以外の水分補給に、カットフルーツもお薦めvv (枋寮駅前に店あり) もてぃろん!枋寮名物、蓮霧(れんぶ) も是非ご賞味くださいvv

西から東へ向かう便は〈枋寮12:05発〜台東14:19着〉
東から西へ向かう便は〈台東17:18〜枋寮19:33着〉
料金は 枋寮〜台東 104元 (2014.5現在)

昼の便に乗って、2つの海を愛でるのがよいかと思うが、天気や季節によって〈台東〜枋寮〉は、南シナ海に沈む夕陽が見えるかもしれない。

また、台東から自強号に乗れば、最速約2時間で高雄に戻ってこれる。新幹線な高鉄駅までは約2時間半だから、もしかしたら台北から日帰りで行ける…かもしれない(^^ゞ

と、「点と線」のように時刻表と格闘しながら旅程を考えるのも楽しいかと思いますvv

台鉄時刻表はこちら
by giova21 | 2014-05-28 16:20 | 2014年 高雄の旅 | Comments(0)

ラテンなジョバのお気まま日記♪


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