2011年 映画の巻
2011年 04月 21日
Jウェインがオスカー獲った作品のリメイクとは知らなかったけど (ワオ!Dホッパーも出てたんだ!)、西部モノが大好きなアタシとしては、どぅしても観ておきたかった〈トゥルー・グリット〉しかも監督コーエン兄弟。こらぁ〜期待しちゃうでしょ?!
ジェフ・ブリッジスってこの作品で初めてじっくり観たが、男の生き様が背中に漂うイイ役者さんだね〜♪最後の一騎打ちのとこなんて、これぞザ・西部劇♪カッコよかったぜ!最初「?!」ってわかんなかった(笑) マット・デイモンも、ああ〜こんな役もできるんだな〜って、ちょっと見直した(エラソウ)
そしてっ!ベテラン俳優たちに一歩も引けをとらなかったのが、父の敵討ちに燃える少女を演じたH・スタインフェルド。長編映画初出演。14歳。スゴイです、その存在感!N・ポートマンのような女優さんになって欲しいな。
個性派俳優で固められた悪役たちといい、キャスティングが絶妙デス♪
ガンガン撃ち合うんじゃなく、静と動がうまく噛み合った、どっちかってぇと穏やかなストーリー展開。ラストはオリジナルとは違うそうで、幼くも1人の勇者でもあった少女がこの旅で得たモノ、失ったモノ。それらが静かな余韻を伴ってエンディングへと誘う。バーボンの上で赤く燃え上がった炎が、青く小さな久遠の炎となっていくような味わい深い作品。オリジナルも是非観てみたいと思いました。
Vol.4 ファンタスティック Mr.FOX
〈ウォレスとグルミット〉や〈ピングー〉などのポッピ〜なクレイアニメから、クエイ兄弟やシュヴァンクマイエルのオドロオドロしい世界まで、まぁ〜とにかくストップモーション・アニメには目がないアタシ(^^ゞ
予告編見た時からシビれた〈ファンタスティック Mr.FOX〉はしかし、どっちにも属しない独特の世界観があって、とっても楽しかった♪そっか〜監督W・アンダーソン。ダージリン急行、よかったもんなぁ〜
デジタル&ハイテク技術も駆使されてるけど、動きがイイ意味で雑で、あったかい色調と相まり、どっかしらアナログ感が漂うのがグ〜♪静止してても、フニフニィ〜と毛が動いてるとこに、1秒24コマ撮りの、気の遠くなるような職人魂が垣間見える(>_<)/
家族のために奔走するパパキツネ Mr.FOX の声は、天下のモテ男ジョージ・クルーニー。時々空回りするけど、オレってクールでイケてる泥棒ギツネ♪って役どころがピッタリ!で、そのうちジョジクル本人に見えてくるほど(笑) さすがMr.FOXは彼しかいない!と熱烈オファーを受けただけはある。
そして…ここでイエス!って言わなきゃ、いつ彼の妻役ができるというの?と、Mrs.FOX役を快諾したメリル・ストリープといい (わかるよその気持(笑)、声優陣も豪華デスvv
笑いどころも多いが、風刺の効いたブラックな要素もあって、実際オトナなお話。でもココは細部まで作り込まれた、まさにファンタスティックな世界にトップリ身をゆだねて楽しむのが◎ コレは飛び出す絵本だ♪