早くあげて空瓶を片付けよう(笑)
2010年 05月 16日
彼の地のワインといえば〈エトナ・ビアンコ〉をすぐ思い浮かべるほど白の印象が強かったのだが、もちろん赤もあります。聞いたことない「ネロッソ・マスカレーゼ」って何ぞや?!って事で飲んでみました。
エトナ地方の土着品種であるこのブドウは、ネロ・ダーヴォラと並ぶシチリアを代表する黒ブトウでありながら評価が思わしくなく、長くブレンド用として使用されていたそうな。
が、恵まれた気候と火山がもたらす特異な土壌で育つネロッソ・マスカレーゼのポテンシャルが改めて注目を浴びるようになり、本土の大手生産者もこぞって手がけるようになったそぅデス。
ほどよいスパイス香と味わいが、ジューシーさだけで終わらないふくらみを持たせてマス。軽めの肉料理とかと相性良さそう♪
もぅ1本シチリアから。こちらは負けじと(?!) ネロ・ダーヴォラ100。というかエチケットがあまりにカワイくて衝動買いしてまいました♪ なのに初っぱなからタラ〜リと垂らしてしまって泣いたけど(TOT)/
対岸、わずか5キロほど先がレッジョ・ディ・カラブリアという、メッシーナにあるワイナリーです。
色はしっかりしているが大変フレッシュで、まだまだ少女のようなやわらかな物腰。実際あっという間にしぼんでしまってちょっとガッカリする(TOT)/ これでもPPとかいろんな点数は結構高い。うぅむ。エチケットはグゥ〜だったのにな(笑)
最後に白。いろいろトライしてみて、従来のシャブ白のイメージから見事脱却したアテクシのフラスカーティ感。選んでチョイスする…というのはやぱ大事なんだな。
そんなフラスカーティが代名詞のようになってるフォンターナ・カンディダだが、そのなかでもピンキリのフラスカーティがあるワケで、今回は単一畑で作られるサンタテレーザを飲んでみました。
Santa Teresa Frascati Superiore Secco 2007
フォンターナ・カンディダ
サンタテレーザ フラスカーティ・スーペリオーレ・セッコ 2007
*マルヴァジーア・デル・ラツィオ30%
マルヴァジーア・ディ・カンディア30%
トレッビアーノ・トスカーノ30%、グレコ10%
*ジョバッキエーリ5/3.5+
すごいセパージュですけど(笑) 品種の後に地名がちゃんとつくんだなぁ。
セッコといっておきながらしっかりした厚みがあり、香りもたいへん華やか。そして後口を爽やかに引き締め、また次の一口を誘ってしまう酸味。これぞ美味しいフラスカーティのお約束♪がキッチリ三拍子揃った1本だな。
ガンベロ2グラス取っておきながら、お値段千円ちょっと…というビリバボ〜なCPも含め◎♪夏に向けたストック候補に踊りでましたよ〜♪