映画観て思い立つ…ってとこがいい加減(^^ゞ
Luce Della Vite といえばフレスコバルディとモンダヴィの二大巨頭が設立したカンパニー。日輪エチケットのフラッグシップ Luce はとても飲めないが、セカンドのもう一つ下…というか、HPにも載ってない(笑) もっと手軽なラインがこの Danzante シリーズ。
Danzante Primitivo 2006
ルーチェ・デッラ・ヴィーテ
ダンツアンテ プリミティーヴォ 2006
*プリミティーヴォ100%
*ジョバッキエーリ5/3
ブドウはイオニア海に面したプーリア・ターラントで作られており、フローラルなブーケが香り立つ、やわらかく温かみのある味わい。どっかが突出してるワケではないが、美味しく安心して飲める。う〜んコレはね…なんて言わずに、休日の昼下がり、仲間とワイワイ踊りながら飲みたい、まさに Danzante な1本。
シチリアはラグーサに行く途中で通ったヴィットーリア〜Vittoria 。教会の尖塔やドームが垣間見え、今度寄ってみよかな♪と思わせる感じのよい街だった。そんなヴィットーリア地区でしか栽培されていない…というのが、シチリア固有品種の1つ、フラッパート〜 Frappato di Vittoria
今さらながらビックリ!したんだが、シチリアのD.O.C.G.って1本しかないのね?!05年に認定された〈 Cerasuolo di Vittoria 〉がソレ。Vittoria ってことは…そう、Nero d'Avola を主に、フラッパートが30〜40%入っています。というフラッパート100%、その名も Il Frappato ♪
一見、濃そうだが、透かしてみると、アララとっても薄い?! …という不思議な色合い。イチゴのようなやさしい香りで、アフターに苦みと爽快感を伴う草っぽさもある。なんというか、山奥のサナトリウムで療養する浴衣を着たお下げの少女…って感じ(^^ゞ
柳腰のように軽いが、イコール薄いとか陰じゃなく、ピュアな透明感がある。初めて飲んだけど、色同様、ちょっと面白いワイン。これは次回 Cerasuolo di Vittoria を飲んでみなければ!
サルデーニャのワインってもっといろいろ飲んでみたいけど、手軽なラインでは、この PALA か SELLA&MOSCA くらいしか手に入らないのが残念。
でも、、、今回はお初のブドウ、モニカ100%
サルデーニャではポピュラーに栽培されている品種だそうだが、栽培地は州都カリアリから20キロほど北部にあるセルディアーナ〜 Serdiana 。海からの潮風も充分渡ってくるだろう。ややドライに感じる味わいは、これぞテロワール、ってことなんだろうな。
香りもボディもチャーミング。まとまり感が大ざっぱな感じもするが、デザートでやっとうち解けるトスカーナのお嬢さまより、そこは南の島のモニカ嬢、食事前からオープン・ザ・ハート♪大らかで素朴…ってことでイイんじゃないでしょうか。洗練されてなくても美味しいワインはあるんです。