キレイに整えられた道や店。昔ながらの八百屋に食料品屋。
新旧混在した通りの中で、
慎ましく看板を上げる〈近又〉は、創業400年の料理旅館。
緋色の絨毯に、いかめしい応接セット。
もちろん灰皿は、凶器になりそうなくらいでかいガラス製。
コチコチ響く柱時計に、スリッパのペタペタ音が重なる。
流行りのキレイさはないけれど、妙に心が落ち着きます。
時が紡ぎ出してきた癒しの空間…デスね。
美味しいお肉って、見た目も美しい〜〜♪
ボタン鍋とはよく名付けたもの。
先日は〈金谷〉ですき焼き食べたし、
アンタたちって「肉」ばっか食べに行くのね!と
お嬢の母サマにチクリ!と言われたが、普段、お肉食べないもん!
いや…ホントに。
それに猪肉って、高タンパク低カロリー、ビタミン豊富♪な
とってもヘルシーなお肉なんでアルvv
フツ〜お肉は火を通せば通すほど固くなるが、
猪肉だけは「煮れば煮るほど」やぁあ〜らかくなるらしい。
豪快に全ての肉を投入した仲居さん。「最低15分は煮てくださいね」
腹減りマンボ♪なアタシたちに15分はちと辛かったが、
思わず箸が伸びそうになるのをググゥと我慢して、
後学のために20分、1時間、1時間半…と、食べ比べてみると。。。
うんうん、確かに煮込めば煮込むほど柔らかくなってる不思議。
こんなに脂があるのに、熱に強い硬脂だから、
味噌出汁もいつまでもスッキリ♪
この時期、いろ〜んな店でボタン鍋を出してるけど、
それぞれ決定的に違うのがこの味噌!まさに秘伝の味噌がミソ(笑) スマセン…
色だけ見たらスゴイ濃そうだけど、コクはあるがサッパリしててね〜
クツクツ煮立てても、なんというか、味が崩れない。
すき焼きとか食べたら後でノドが乾くけど、コレはそうじゃない。
だから最後、ダシが出た美味しい味噌を堪能してね♪と、こんなことを…
パンポンッ♪と卵を割り入れ、ちょっと色黒な目玉星人が〜〜〜
以前、篠山でボタン鍋食べた時は、お約束の「うどん」で締め!だったのに
コレは一体・・・・・
(あ、もちろん、この前に「うどんも」食べてマス(^^ゞ
あぁああああ〜〜〜!?!
な、なんかオイシソ〜な事になってるぞ!!
半熟タマゴが大好きなアタクシ、目がキラリン♪
「固さはどれくらい?」
「は、はんじゅくで……」(声上ずる)
あったかいご飯に、トロォオゥリ〜乗っけてできあがり♪
正直、うどん食べてご飯…なんてムリ!って思ってたけど、
クタクタになった野菜や肉片と、うどん入れて粘度が増した味噌に、
やわやわ卵がからんで、こ、こいはまた美味すぎるvvv (≧▽≦)/
なぁるほど、こんな〆もイイな。お腹くるし〜けど(^^ゞ
デザートのミカンは諦め、ご馳走さまでした♪♪ウマかった〜〜♪♪ (幸)
伊国の猪料理も美味しいけど、日本の冬ならボタン鍋で決まり!と、
シーズン中にもぅ一度来たい!とさえ思うアテクシでした。