集中して見るべし ノーカントリー
2008年 03月 26日
時系列はこの際、ムシして…と(^^ゞ
オスカー獲る前、わずか数分の予告編見た時から絶対見よう!!と思ってた「ノーカントリー」。あんなにたくさん賞とって反対にビックリもしたけど
このポスター(アメリカ版)コワイ!!ちゅうか、ロボトミーして脳ミソ喰らうハンニバル・レクターが超紳士!と思えるほど、ハビエル・バルデム=シガーはキテた!スゴかった(TOT)あり得ないレクターに、あり得るかもしれないシガー。よく演ったと思う(拍手!)
銃声とか足音とかいろんな「音」はあるのだが、いわゆるバックミュージックが一切入ってないのね。だから余計、音が生き、静寂が生きる。ポッカリ空いた鍵穴、ブラウン管に映る影、発信器の音。張りつめる緊張感と緩急つけた見事な演出の中に秘められたメッセージが、後で恐ろしく大きな答えとなって返ってくる。
例えば…流れ出た血で靴が汚れてないか見るシガー。それが後半、そう、ほんの些細で自然な動きでまた出てくる。その裏にある“事実”を知った時、私はそれまで溜めに溜めていた胸の空気を一気に吐きだした。
コーエン兄弟が初めて本から撮った映画。作者は、ピューリッツァー賞作家であり「すべての美しい馬」を書いたコーマック・マッカーシー。齢70を越えての作品だそうだ。そこに原題の『NO COUNTRY FOR OLD MEN〜老人が住む国はない』の、トミー・リー・ジョーンズ演じる老いた保安官の独白で終わるエンディングの意味が集約されているように思う。
それにしてもアメリカ人が、宇宙人ジョーンズのCMを見たら仰天(怒る)するだろうな。勇気あるよサントリー(笑)
キーになる3人誰もが素晴らしかったが、特筆すべきはこの人、ジョシュ・ブローリン。このヒゲ面どっかで見たことが…と思ったら、先日見たアメリカンギャングスターのとんでもなく腐った悪徳警官役で、ググ〜ッと遡ると、グーニーズのお兄ちゃん役でデビューしてた。オトナになったなぁ〜(違!)
じゃなくて、テキサスの荒涼とした風景のような味ある男を見事に演じていた。私生活ではダイアン・レインのダンナ様。遅咲きともいえる最近の活躍だが、今後、要注目の俳優さんとして心に留めておきたい。
先日なんか頭が春で「魔法にかけられて」見ちゃった。
王道でベタでちょっぴり泣けたけど、思ったより甘かったよ~。
ハビエルはアカデミー賞授賞式ではうってかわってラテンの
男前炸裂!「へんな髪型にしてくれてありがとう、コーエン兄弟」
なんて言ってる彼は、タキシードもめちゃめちゃセクシーでした。
ペネロペ・クルスの今カレだそうで。
確かに王道ベタだけど、文句なく楽しいじゃん、ディズニーって
ARIETEクンが泣いたくらいだから?やっぱり観に行こう!っと
ハピエル君
あのおかっぱ頭はかなり不満みたいだったけど(笑)それで?オスカー獲れてんからイイやんな(違)ガタイもイイしカッコいいのにね♪ペネロペ片手にこの世の春!を満喫してることでしょう♪