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レンブラントと自画像

早よ行かな終わってまぅ〜ヤバイやばい!と行ってきたピーター・グリーナウェイ監督の「レンブラントの夜警」。好きな監督さんのわりに、彼の作品を見るのは「コックと泥棒、その妻と愛人」以来だから、ある意味楽しみで楽しみで、そりゃあ〜ワクワクして臨んだのだが…。
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原題は「Night Watching」
これイコール「夜警」の事なのね
ちょっと勉強になったわ…ってそのままやん!

あ〜ん!でも難しかった〜!時間が長く感じたのは、没頭できなかったせい?!それともグリーナウェイ・ワールドについていけなくった、あたくしのおつむの退化のせい?「英国式庭園殺人事件」「ZOO」「建築家の腹」とか、難解でも楽しめたのにぃ〜(TOT)ちょっとショックやったわ…俳優さんとか映像とか、この当時、男性はみんな襟巻きつけてたのね〜という衣装もステキだったンだけど。

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大学生の時、アムステルダムで「夜警」を初めて見た。思ったよりずっとずっと大きくて、今にも画の中から人々が出てきそうだった迫力は今でも忘れられない。

しかし、レンブラントといえば、生涯に50点以上も描いたという一連の自画像が大好き!


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駆け出しの頃の野心に満ち、挑む目。
得意の絶頂にあった自尊心溢れる目。
年老い愛するものを失いつつも、
芸術家としての自負を映し出す目。

通して見ると、1人の男の軌跡が
かくも見事に浮かびあがってくる。
こんなリアリティ溢れるドラマがあるだろうか。素晴らしい!!デス!


人間の内面を絵筆で鋭くえぐってきた本人が、自らに対峙する。画家にとって自画像とは特別なモノである。だからレンブラントだけでなく、ラファエロや佐伯祐三のソレもまた、見る人の胸を打つのだと思う。


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最後に、レンブラントと同じ頃オランダに生き、市井の人々を生き生きと描きつづった「微笑みの画家」フランス・ハルスも私の大好きな画家の1人なので、代表作を差別なく(笑)上げて、今日は終わりとする(合掌)

Frans Hals
ルーヴル美術館蔵:ジプシー女
by giova21 | 2008-03-12 14:46 | 映画なこと | Comments(0)

ラテンなジョバのお気まま日記♪


by giova21