2006 上海の旅 その11 同里見聞録
2007年 06月 22日
「大飯店」ってのが「ホテル」ってのはわかるけど、この「客栈」ってのはいってえ何だい?とサイトを見てみるとンまぁあ〜!何てステキなんざましょ!まるで中国のアグリトゥーリズモだわ!と、一気に目がハート♪
きっと古い家屋を利用した民宿?なんだっ!「ココっ!ココに泊まりたいっ!」探すと他にもいろんな「客栈」があったけど、一目惚れのパワーはすさまじく、一向に心が動かず、ココ「敬儀堂客栈」に宿を取ったのでありマス。
*予約とるまでの波瀾万丈ストーリーはコチラ
「伝統的三合鋪庭家屋」というらしくて、築200余年もたっているそうデス。中庭に面した3つの離れは、その中でも古い様式を残した部屋で、学生らしき観光客が室内の写真撮りに来てたよ。
宿泊客がお茶を飲みながらたむろしてる共有ホール。奥にも客室がある。
で、肝心の私たちの部屋でありますが、2人のデジカメがパワー切れの出力ダウン。充電器を持ってくるの忘れたぁああ!!(TOT)だからサイトの写真を見てみましょう♪
一応四柱ベット(笑)ちょっと狭く、布団が薄くて背中が少々痛む。決して超快適!ってワケじゃないけど、雰囲気重視だから全然オゥケイ!しかも「シャワールームが一番キレイな部屋がイイだろう」と老板(宿の主人)が取ってくれた部屋。確かに広くてキレイだったし、お湯もしっかり出ました。他に3種類の中式客房や普通の客室がある。
さてココで一悶着。トイレットペーパーの残りが少なかったので予備をもらっておこう。という事になった。トイレットペーパーって何て言う?書く?んだろ〜と思案してたら、Kちゃんが誇らしげに「私、知ってる!」で、彼女、おもむろにメモにこぅ書きました「手紙」と。
「て、手紙ぃい?ホンマかいな?」と半信半疑の私
「ウン、だって大学で習ったもん!」と胸張るKちゃん
して、それを老板に見せると「おぅぉう!」と笑顔になり(ココで明らかに変!)いそいそ奥から持ってきたのは、宿帳というか、ごっつい寄せ書き思い出ノート(笑)
ち、違うんデス!トイレットペーパーが欲しいんデス!ココからのゼスチャー付き伝達ゲームの模様はオソロシクて書けないけど(笑)以前は「手紙=Tペーパー」だったそうだが、今は別の言葉で言われている…らしい(聞いたけど忘れちまったぜ)
この後も、夕食を彼の知人の店で食べるか食べないかで大騒動。見かねた中国人青年が、英語をはさんで入ってくれたんだけど、なかなか意志が通じなくて大変だった(^^ゞ でも不快なケンカとかじゃなくて、イイ意味のバトルって感じ(笑)言葉って大変だけどオモシロイ。伝えよう、受け取ろう、って双方が頑張るから。
こんな早朝に屋台が出ててビックリ!
評判の“熱烈老板”のこと。日本からやって来た私たちの事をとても気にかけてくれていたのだろう。翌日、早朝6時前というのに、上海に戻るバス停まで奥さんがわざわざ送ってくれたのだ。
バス停といっても看板もなく、ただ道端にバスが止まる…というシステムだったから、教えてくれなきゃ絶対乗れなかっただろう。しかもバスが来るまで、朝ご飯に…と熱々の麺をご馳走してくれたのだ。
彼女に見送られながら私は泣きそうになりました(TOT)だってきっとあの老板が奥さんにお金を渡し「何か食わせて送ってやれ」って言ったに違いない…って思ったから。ほんとイイ人たちでした。ありがとぅうう!!!