広島の旅4. いざ坑道へ! 龍源寺間歩とその周辺

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入口に着きました!ここから坑道内に入っていきます。
入場料は破格の300円。WAONカードで支払うと250円になる上に、
利用金額の一部が「石見銀山基金」に寄付されるので持ってる人は忘れず活用しよう!

坑夫たちにとって穴に入るのは、毎日命がけ。
入口上に並んでいる丸太が16本なのは「十六羅漢」を。
左右の丸太は「五百羅漢」を示しており、無事戻れるよう願いをこめたそうだ。




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ガイド氏が歩くのが早い上に話を聞きながら…と、あまり写真を撮れてないけど…(^^ゞ

左右の端がカクッ!ってなってるのは後で広げたもので、当時はもちろんもっと狭く、
アナグマの巣かい?!ってくらい壁面から上部に伸びる小さな坑(あな)は、
身体の小さな子どもたちが這い上って掘っていた。

この地で生まれたからには坑夫になるのは必然で、
幼い頃から坑に入るため、苛酷な現場に早く命を落とす人が多く、
幸いにも30の誕生日を迎えると、尾頭付きの鯛と赤飯がふるまわれたという。

最盛期には世界の、世界の…ですよ?!銀総生産の1/3をも産出。
アジアだけでなく欧州にも名が知られていた石見銀山。
それを支えてきたのは、幾千幾万もの名も無き坑夫たちだったんだと
命を削るように岩を削ったノミ跡を見て感慨にふけってしまう。




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これは坑夫たちの必需品。命の灯、螺灯(らとう)。
サザエの殻に油を入れて灯りにしたものである。

なぜサザエなのか…というと、殻の凸凹が岩盤にうまくアジャストするからだ。
ガイドさんが実際に置いてみてくれたけど、
ガリガリの岩肌にしっくり納まって、なるほど〜!と、感心しちゃった。

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そして現代、こんなカワイイ大田市のマスコットキャラクターになっているv
その名も「らとちゃん」デス。サザエの所、うまく作ってあるね〜♪
2016年度のゆるきゃらグランプリでは総合順位86位だったそうだ。ガンバレらとちゃん!!




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これは地下水を逃すための巨大な縦穴。
銀も掘らないとダメだけど、それ以外のインフラを整える事も大事。
固い岩盤相手に、なんていうか人知を超えた技術力があったんだね。

24時間5交代、フル稼動で掘っても10日間で3m掘れたらよい方だったとか。
お陰で坑夫たちのノミは先がすぐ丸くなってしまい、
坑道出口には鍛冶屋が軒を連ねていたという。

出口付近には資料展示もしてあるので、ガイドさんのお話しと共に、
サクッとではあるが、銀山の成り立ちを知ることができる。
もっと詳しく勉強するには石見銀山世界遺産センターを先に見ておくといいかもしれない。

常時一般公開されている龍源寺間歩の見学コースは約600m。
これとは別に、最大天井高が約5m、幅2.7m、
槍を立て、馬で乗り入れることができたという銀山最大の坑道、大久保間歩がある。
予約ありきの見学ツアーが催行されているので、日時があう人は是非どうぞ♪



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特に閉所や暗所恐怖症じゃないが、やっぱお天道様の下に出るとホッとするね(^^ゞ

そして…全然関係ないけど、こんなキレイに「カバー」された自販機見たことないのでパチリ♪
と、こ〜ゆ〜所まで環境に配慮されているのです。




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こちらは、採石から精錬まで一貫して行うために、1895年(明治28)に作られた清水谷精錬所跡。
八段にわたる石垣に作業場が設けられ、上から下へと順次製錬が行われた。
現在の金額で20億円もの巨費を投じて作られた最新設備であったが、
採算があわず、わずか1年半で閉じられた。

苔むした石垣が連なる様は、東洋のマチュピチュか?というような趣で、
過ぎ去った年月の長さを静かに物語っている。




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徒歩で来る人は少ないのか誰もおらず、鳥がチュンチュク鳴くのみ。
そんな静かな遺構の中で佇んでいると、ヨガ並みのα波が出てくる(笑)
自転車ならすぐ!なので、ぜひ是非寄ってみて〜♪と言いたいお薦めポイントである。

ちなみに…この精錬所を設計した武田恭作という人は、たいへん優れた製錬技術者で、
今日、不要になった電化製品から金銀銅を取り出す技術の元を確立した。

銀の山はもうないけれど、生活廃棄物という「都市鉱山」が新たに生まれた現代。
我々はそこからまた銀を取りだしている。
その先っちょが石見銀山に、この精錬所に繋がっているんだね。




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by giova21 | 2017-03-31 15:38 | にっぽんの休日 | Comments(0)

ラテンなジョバのお気まま日記♪


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