愛媛@南予の旅 その3. 内子を支えた名家の粋

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さてさて内子は内子座だけではござんせん。

江戸末期から明治にかけての町家や屋敷が残る通りがキレイに保存されており、そぞろ歩きにはもってこいvv



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内子はハゼの栽培が盛んだったことから良質な木蝋の産地であった。最盛期にはパリ万博にも出展し賞を取るなど、海外でも評判になるほど質がよかったそうな。

そんな木蝋生産で財を築き、内子の繁栄を支えた本芳我家(ほんはがけ) の屋敷は、通りの中でも一際豪奢で目を惹く。 

*右奥が本家。左が分家。共に重要文化材。



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黄色く重厚ななまこ壁に目が奪われがちだが、出格子の切り模様はそれぞれ違うし、イタリアの職人もきっと舌を巻くだろう緻密なこて絵 (瑞雲とカメ) など、細部の装飾が実に繊細で美しい。




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主に寺社仏閣に用いられる事が多い懸魚があるのも特徴的なんだそうだ。

これらはみな富の象徴でもあったのだろうが、仰々しくなくて、さりげないセンスを感じる(笑) 粋だね〜♪

徐々に斜陽になっていったとはいえ、立派な内子座を建てられたのも、木蝋生産で成し得た財や名声があってこそ…だったのではないだろうか。




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もちろん普通に生活を営んでる人たちもいる。

この日は雨は止んだものの、じっとりグレーな空だったんだが、ハッとするような花の色に、心洗われた心持ちになった。

晴天だったらこんな気持にならなかっただろう。蒸し暑いのには閉口するが(笑)、雨の日もイイもんだね。




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ンまぁ〜こんな所にっ!と、ビックリするドイツ料理店もある。

残念ながらランチは週末のみで、おまけに水曜定休だったので、まったくタッチできなかったけど…(TOT)//

この界隈では水曜定休な所が多いらしいので、注意してください(^^ゞ




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寄り合い所にでもなっているのだろうか。一軒の町屋によっこらせ…とあがっていったオジサンたち。パチリと駒を打ちだした。

写真撮ってもいいですか?と聞くと、ああ〜エエよ〜との返事。

撮り終え礼を言うと、サンキュ〜♪って返ってきたけど、そら、さっき欧米人らしきカップルがいたけどさ、アタシ外人ちゃうねんけどなぁ〜(笑)




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保存地区を離れる前に、忘れてはならない内子の伝統を伝える場所がある。

木蝋の名産地として、一時は国内のろうそくの1/3をも出荷していた内子の町。しかしご想像の通り、大量生産や需要の低下により、昔ながらの和蝋燭を手がけるのはたったの一軒になってしまった。



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ろうそく…というと「赤い蝋燭と人魚」を思い出すが、確か挿絵は朝倉摂のこの本だったと思う。懐かしいな〜。

絵の描き手は変わっても、今もまだ名作として読み継がれてるんだな。これはちょっとウレシイ。ま、明るい話じゃないけどね。

おっと脱線。



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想像してたけど、想像以上に、恐ろしく、大変な手間ひまを経て作られる和蠟燭。ビックリしたのはバームクーヘンみたく、何度も生地(蝋)を塗り重ねていくこと。もちろん蝋は熱い!手の感覚も大事だろう。ホント大変な作業だと思う。

手から手へ。灯火から灯火へ。
六代目とその息子が綿々と守り継ぐ内子の火は「日本(愛媛)の伝統的なお土産のひとつ」として、なんとあの大英博物館に常設展示されている。

さすが大英さん!(誰?!(笑) 目のつけどころが違う。パッケージもカワイイので、内子土産に是非どうぞ♪
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by giova21 | 2015-08-20 23:29 | にっぽんの休日 | Comments(0)

ラテンなジョバのお気まま日記♪


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