2012伊国の旅 先出し編1 汗と涙のストロンボリ登山
2012年 07月 09日
2年後、あっちで同じ事書いててもそこは突っ込まないこと!(笑)
それでは長くなりますが、汗と涙の登山記録をお楽しみくださいvv
ストロンボリの火山トレッキングを一手に引き受けてる〈MAGMATREK〉
あ!なんかサイトが新しくキレイになってるぅ〜〜!!
黒いワンちゃんは、ガイドの Mario (左端) の愛犬で、
一緒に山に登ったのかは不明だが、彼の後をかいがいしく追ってましたvv
繁忙期にはまだ早いと聞いていたので、ガイドと我々2人?!なんて思ってたけど、軽く50人以上はいただろう。世界各国からたくさんの人たちが集まっててビックリ!みんな好きだねぇ〜(笑)
なのでシーズンに行く人は必ず予約することvv
次に大事なのは装備と格好。
さすがのアメリカ人にフランス人…と言うべきか。Tシャツ&半パンと、手足剥きだしの人もいるが、足元さえしっかりしてれば何も言われないようだ(ガイドよるチェック有り)
思い立って登りたくなっても、土産物屋で登山靴をレンタル&安価で売っている。が、ココは自分の靴を持っていくべきだろう。
後、MAGMATREKで竹の杖を貸してくれるが、
コレはもぅ〜絶対 2本!! 借りること。
理由は……後で述べる……ウム
そして、夜中の下山になるのでヘッドライト!も必要。
そう…ヘルメットって、岩が飛んでくる事もあるかもしれないが(ないない!多分(笑) ライト装着と、英語、仏語、伊語など、ガイドのグループ分けのために渡されるのだ。
料金25エウロ、登山時のトラブルには責任を負いません…うんぬん…みたいな契約書にサインをし、17時くらいから30分置きに各グループが動き出す。我々は赤メットの英語ガイドで、18時に出発!デス!
さてココでストロンボリ島について勉強しておこう♪
wikiにもあるように、
活火山が海底から突き出た形になっている島で、
海面下の火山体は2000mにも達する。
つまり、海から突き出た先っちょの先っちょに登るワケですね
う〜ん スゴイ!!
登山ルートは上記の赤線の通り。
実質926mだが、750m辺りまで登ることになる。
ワオゥ!島を横断するパープルラインだと、もっと火山口に近づけるのか?
いや…アタシはムリ…だが…
900でも700でも、そんな山、ついぞ登った事ないので、はるか彼方に見える山頂が途方もなく遠くに感じるが、町出てすぐのこの辺りは、まだまだみんな談笑ハイキング気分♪
ね、みんなの格好、マチマチでしょ?(笑)
ストロンボリ行きの船の中で知りあったドイツ人一家。
荷物にストック差してたからファーター@パパに「ストロンボリに登るの?」って聞いてみたら、ビンゴ♪だった(ある意味当たり前だが(笑)
ハンブルグから来たそうで、後日、ヴルカーノ島でも出会い、名物の温泉には入らず (臭くてムリ!って鼻つまんでた(笑) ヴルカーノの火口口も登ってた、生粋の?ボルケーノ(火山) @クライマー一家である(笑)
歩き初めて約1時間。
結構登ってきたじゃあ〜ないですか!
正面にポッチリ浮かんでるのは、
その昔、溶岩が吹き飛んでできた〈ストロンボリッキオ〉という小島。
友人の紹介で1晩だけ泊まらせてもらう事になったマルコの家はあの辺かなぁ〜(左側) などと、まだ多少余裕のあるアタシ(^^ゞ
美しい花も咲いてて、ゼイゼイ言いながらもまだシャッター押せたんだが、
実はこの時点でかなりヘトヘト…
だって、だって、みんな歩くの早くない??
そっか〜身体がデッカイから1歩もデカイんだ…(>_<)//
相方Kチャンは果敢にくっついてたけど、あたしゃ〜ムリっす!
それとこの西日!!(もう) 7時過ぎなのに、真昼の太陽の如く強烈で、遮る木々もない山中を歩いていると、全身ジリジリ焼かれて、アッという間に体力と水分が失われていく。水は最低1L持参…とあったが、持てるだけ持っていくのがイイと思う。
でもって、これだけたくさんの人が登るのに、日本のようなご親切(階段や手すり)は一切なく、ガレ場なんて、まんまワイルド@ロックロードで、脚に膝に、くるくる!!!!(TOT)///
そう…だから杖は 2本必要!! なんです!!!!!
脚で上がれないバヤイ、杖をテコにして腕力を持って上がるべし!!
うへぇ〜〜!!!
アタシ、脚力もないけど、それに輪をかけて腕力もありません…(TOT)//
登り初めて約1時間半。フィニッシュに向けての長めの休憩である。
頭上の噴煙も濃くなってきたし、時折地鳴りのように噴火音が響いてくる。
けど、ソレ聞いて歓声あげる元気もない…
み、みんな…ハァハァ…げ、げんき…ハァハァ…だよね…ハァハァ…
そう…情けない事に、既にアテクシの体内エネルギー枯渇状態!!
短い春であった………(合掌)
ハァハァ…み、水飲まなきゃ…ハァハァ…脚イタイヨゥ…ハァハァ…
他のみんなは座って飲み食いしてたけど、座ったら最後、ストロンボリの土と化してしまうと思い、立ったままウイダーinゼリーをムリクリ飲み下す。
今までも何度か休憩を取ってたが、なんせ合流するのが遅いから、え!もぅ出るんスすか?ってくらい個人的休憩時間が短い…(>_<)// なんで、常にゼィゼィ青息吐息状態なアタシ… →だんだんゾンビ化してくる(笑)
。。。。。。。。
ハイ…上の写真を最後に、この後、頂までの約1時間半。ワタクシ、1ミリたりともカメラに手が伸びませんでした。しんどすぎて…(笑)
なので、この後は、みかねてアタシのリュックを持ってくれた上に、杖まで貸してくれたヘラクレス@Kチャンの激写版をお借りして説明を続けていきたいと思います。って、なんでキミそんなに元気なん?(TOT)//
噴煙のためか、細かく黒い砂地になっている、ひと時の平穏〜平地〜ともコレでお別れ。後は斜面をつづら折りに延々と登っていく。
あっ!ジャーマン@キンダーズってば、先頭歩いてる!!!
エライよな、子供って。
チッ!アタシも7歳の頃なら子鹿のように登れたのにっ!(違)
先に書いたように、柵もロープも全く!ないから (そんな人いないと思うが…多分…) 海側にズッコケたら下まで一直線に滑落!である (恐!!)
それでも、コレが火山の通り道だったんだな〜と、
「今なら」冷静に考え、感動できる(笑)
とにかく…登って登って登って、、登りまくる!!
当初から後方にいたアタシだが、
そのうちドイツ人のジイさまとドンケツを競いあう仲に。
マイペースで一緒に行こうね♪なんて思いながらも、ジイさまに負けては大和撫子の沽券に関わる!と、頑張ってたんだが、ついには彼にも振り切られ…OMG〜〜!! ドンドンドベタ、最後尾をノロノロ歩くハメとなる…
こんなん初めての経験だったのだが、途中、何度か脚がツリ、そうなると、もぅ1歩も動けなくなる。握力も弱くなって竹杖を落とし、震えながら拾うことも数回。。。。
見上げればみんな遙か先をテッテクテッテク歩いており、ソレ見ると当然焦るし、一応気力はあるのだが、いかんせん脚が動いてくれない。
アタシに向かって「おおぅ〜い!大丈夫かぁ〜〜」と叫び確認する事が常となってしまった先頭のガイド氏に手を挙げるのもやっと…
情けなくて… 泣きそうになった… …(>_<)///
そ、そんなとこ撮るな!ってば!!
そして最後の難関!!
山頂まで後少し!って箇所は、当然、それなりの傾斜があるのだが、サラサラサララな砂場になっていて、足元がズブズブめり込み四苦八苦!踏ん張る度に大腿筋が悲鳴を上げ、文字通り歯を食いしばって登る。
イヤな事は瞬時に忘れるタチだから (実際今もちょっと忘れて、コレは結構楽しんで書いている(おいお〜い!(笑) もしかしてもっと辛い事があったかもしれないが、記憶にある限り、この山頂までの1時間半は、今まで生きたきた中で、最強最悪、ホントにマヂで、いちばん…
ツラかったぁ〜〜〜!!
アタシの荷物も持ってくれてんのにひどい話だが、
山に登ろうといったKチャンを 恨んだ ほど(笑)
口の悪い師匠に「だから自分がどれだけがんばったか!ってのが言いたいんやろ?」って言われたが(笑) ホントに辛く苦しい登山だったんです…アタシにとっては。
ということで「アタシがいかにがんばって登ったか!」を、長々書き連ねてスイマセン(笑) 次回は雄壮かつスペクタクルな火山ショーをお見せしますので、今回はこれにて御免!
頂きの辺りは鳥取砂丘をひたすら歩くみたいな
感じなのかな(ちょっと違う?)と思って読みました。
写真の黒い砂地になんか興奮しちゃった。
すごいジョバさん。
しかし子ども達が先頭あたりって・・
どこの国の子どもも元気だな~ほんと(><)
海側に落ちたら一直線・・・こわい!
私は代表で落ちるな。たぶん。
お疲れさまでした~~~!!!
1人孤高の図を見て何か泣けちゃったわ・・・
いや~でもすごいなぁ。すごい!
なんか、学生時代に競技スキーやってた時に登りスキー
(リフトのない雪山でのスキーね。だから滑るには上るしかない)
してたの思い出したわ。新雪と火山灰って同じ感じよね!?
でも日本以外の自然観光地って全然保護されてないよね~。
昔アメリカのザイオンキャニオン上ったときもかなりワイルドやったし
もっと身近なとこで行くと、わが町の湖も全然囲まれてない、しかも
湖に向かって坂になってるので、子供が遊歩道からはずれると
マジで落ちる可能性あんのよね~
1回ドイツ人観光客の子供が落ちてるの、見た!!!
ともあれ、ジョバはんの頑張りに乾杯!
大映ドラマかと思うぐらいの熱血火山への道だったのねですね。。。
いや~ほんとお疲れ様でした。
登山スティック!あれって登るのもだけど急な斜面とか石や岩の多い滑りやすそうな道を下る時も必須ですよね。この前体験しました。
ドイツ人やスイス人って常に山登ってる~ってイメージ。
だから子供と言えども熟練度は高いのかもですよ。
こっちでもばあさんめ~~って甘く見てるとひょいと追い抜かれてくし。。。
サイトでは5時間のエクス化―ジョンになってますけど、ほんと凄いよじょばさん!!私は短距離しか無理だわ。。。
訓練を重ねてからいつの日かチャレンジしてみたいと思います。
しかしK嬢ってばワイルド~~~!!そんなイメージじゃなかっただけにびっくりな一面を発見って感じです(笑)☆
ありがとうございマスvv
>>鳥取砂丘をひたすら歩くみたいな
そうそう、そんな感じです!岩場も大変だけど砂山を歩くって未知との遭遇だったし、最後にそんな罰ゲームアカンやろ!と、タフな友人もかなりヤラレてました(>_<)//
子供はね〜身体も軽いから(笑) 最後の最後まで元気で、12時近くに「下界」に戻ってきたんだけどピッツァ食べてました (笑)
泣けるでしょ、あの写真(笑) 実際心の中で泣いてたし…
あまりに泣きが入ったから大げさに書いちゃってるけど(笑) 普段運動してて、標準的体脂肪な人なら(笑)、多分、普通にしんどいくらいで登れると思う(^^ゞ
>>新雪と火山灰って同じ感じ
うんうん、すごいサラサラだから滑るっていうか踏ん張れないの。お陰で靴ン中、砂だらけになった!
過剰な整備がイイのか悪いのかわかんないけど、日本でそ〜ゆ〜のに慣れてるから、ちょっとビックリ!日本式だったら、ストロンボリの頂上に自販機があるかも(笑)(富士山は六合目くらいまである…って聞いたことがある)
>>1回ドイツ人観光客の子供が落ちてるの、見た!!!
ええ〜!!!まぢで??そんなことあり??
子供はね〜どこいったって目が離せないよね…(笑)
ありがと〜〜
>>大映ドラマかと思うぐらいの熱血火山への道 ← (≧▽≦)!!! 爆
でも…確かに「悲劇の」ヒロインになったかも (大違!)
ガイド氏、他のみんなを引率しつつ「あの日本人の“女の子”(ココ大事!(笑) はついてきてるか?」ってしょっちゅう気にしてくれてたみたい (本人はそんな事全く知らず泣いてましたが(笑)
>>ドイツ人やスイス人って常に山登ってる~ってイメージ
ああ〜そうかぁ〜〜!!そうかも〜〜!(>_<)//
でも普段からよく歩いてるGiannaさんなら登れると思うなvv 後、オヤツはバナナだけじゃ足りない!ってことも痛感しました→下山中、お腹減ったぁ〜って(笑)
K嬢がリュック持ってくれ杖貸してくれた時は、回りもおおぉ〜!って空気が流れて、ガイド氏が「じ、じゃあ〜僕はメット持つから」って(笑) どんだけ回りに迷惑かけてんねんアタシ!!
写真もどれも美しいね~!!!
なにはともあれ、無事完走、ホンマにお疲れ様でした!
にしてもKちゃん、ジョバ姐のリュックも背負って登ってたんや・・スゴイな。。。
そんなちょっとしょっぱいエピソードも肴にして宴会やな!
ありがと〜vv そう…これはドラマやった (自分で言うな!笑) でもノド元過ぎればなんとやら…で、今は良い経験と思い出になったと思える(^^ゞ「恨むわ〜」って言われてK嬢もショックだったみたいだから(リュック持たせてるのに最悪な人間やなアタシ) 飲む肴?はいっぱいあるよ〜(笑)
グループで連帯感がでてきていて、涙…!!
それにしても、美しすぎる写真!
写真と、ジョバさんの実況中継並みの解説で満喫させていただきましたが、果たして私なら登れないなぁというのが本音。負けず嫌いの私もこれは無理だなぁ…と。
さらには私、高所恐怖症…
数年前に鳥取県の三徳山、投入堂に行った時は、泣きました。恐すぎて。
念願の場所だったのですが…もう絶対いかない!!と思いました。(確か私が泣いた様子を妹がビデオに撮っていた…)
が、投入堂がふと最後にでてきた時は、ありがたい気持ちに…まさに修行僧でした。
いやはや、こんな難関ルートを行ったジョバさん、本当におつかれさまでした!!
めっさ悲劇のヒロイン気分で書いちゃいました(笑) こんな大人数で登ったのも初めてだったので、ペース配分も難しかったのかもしれません。なんせホンマにきゃつらは早かったから!!
「もう絶対いかない!」って気持よぉお〜〜くわかります!私もストロンボリで思いましたから(笑) でも・・・・高所恐怖症なの??泣いちゃったのですか??(笑) いや…ゴメンなさい…(笑) 投入堂って、私もスゴク行ってみたい!!けど、ココもかなりハードな行程を踏まなければダメみたいですね(>_<)// いやいやストロンボリ登ったんだもん!トライしてみようかな♪…と変な方向に自信がついてく自分がコワイ…高所は大丈夫だけど、きっとまた半泣きになりそう(笑)
なにかの番組でストロンボリトレッキング(わんこ付き)を観て、どうしても行ってみたくなりました。まさにMAGMATREKさんでした。
5月に行く計画を立てていますが、MAGMATREKさんのツアーに参加した場合、ストロンボリに宿泊したほうがいいのでしょうか。それともリパリ島とか他の島に宿を取っていても大丈夫でしょうか。
もしよろしければ教えてください!
>>なにかの番組でストロンボリトレッキング(わんこ付き)を観て
そうそう!我々もまさにTVで見て、あ!登れるんだ!と(^^ゞ ニナさんが見たのって「世界遺産」だったのでは?(私は3年前くらいの正月特番で知りました)
じゃなくて…
5月に行かれるんですね!!! ブラバ〜!!! 夜の噴火を見るために夕方出発になり、帰りが23時を回るのでストロンボリ島に泊まらなくてはなりません(船も終わってるので)
火山と海しか見所がないストロンボリですが、真っ黒な溶岩が積もった海岸は一見の価値があるし、海もすご〜〜くキレイなので泳ぐのもお薦めですvv また登った後は、是非クルーズで海上からも夜の噴火を見てみてくださいvv ああ〜あっこまで登ったんだ〜って感激しますvv
登山の準備については次頁にも書いてますが、帰り道がモゥモゥたる砂場!で、マスクもくれますが、日本からもしっかりガードできるヤツを持っていくとイイと思います。あと、コンタクトならメガネも (水中メガネとかでもオウケイ!(笑) とにかく砂まみれになるので
と、こんな所でしょうか。他に不明な点があればわかる範囲でお答えしますので遠慮無くどうぞ〜♪
たぶん世界遺産だったかしら、BSでした。やけに夫が熱心に見入っていて「ここに行きたいから!」とムチャ振りされて今に至ります。
帰りはなんか楽しそう…w コンタクトなのでゴーグルをぜひ使おうと思います!
各島を巡るクルーズも初めは興味なかったんですが、giovaさんのブログを見て乗ってみたいなーと思うようになりました。
全然関係ないですが、数年前2週間スウェーデンに一人旅したとき、到着した途端にクレジットカードを紛失してしまい、手持ちの数万円で生き延びたことを思い出して勝手に親近感湧きました(笑) でもiPhone無くすほうがショックでかいですね…
なるほどダンナさまのムチャ振りなんですね(笑) 運動不足の私は文字通り半死半生で登りましたが、今となっては行ってホントによかった!と思ってますので、是非トライして、また是非感想聞かせてくださいvv
>>手持ちの数万円で生き延びたことを思い出して〜
アララ!それはニナさんも災難でしたね(>_<)// でもそ〜やって旅人は成長していくんです(爆) ストロンボリがよい旅になることを祈ってますねvv