夏旅第二弾 松山たっぷりとっぷり 5.

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あしはどないなってるぞなもし?
仕切りたがりの子規が寂しがっている(笑)

松山市駅の北側にある〈子規堂〉は、
子規が17歳まで過ごした家を模して作られている。

つい先日、子規が11歳で編集したという雑誌が初公開され話題になっていたが、恥ずかしいお話、子規というと「柿食えば〜」くらいしか知らなかったけど、いろいろ知ってみれば、たいそう人間味溢れる豊かな人だったんだなぁ〜と思った。



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子規が幼少の頃使っていた文机の他、いろんな資料が展示されているが、
オープン・ザ・ハート的なほったらかし展示で(笑)、
コレでいいのか?って思っちゃった。
入場料だって、お気持ち程度のわずか50円!だし。



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漱石の原稿もあるのに!(笑)
入口あけっぱ!人もいない!
犬猫、泥棒が入ってきたらどうするんだ?



秋山兄弟は軍人だけあって、どこか四角張った部分があったと思うが、皮肉屋で享楽的であった子規は、独特のユーモアと世界観を持っていたんだと思う。野球を愛したことも、後年、病と痛みと闘いながらも、最後まで生の謳歌を求めた事も含めて。


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賑やかな場が大好きだった子規の元には、多くの人が集ったが、
この短冊を見て思わず吹き出してしまった。
子規の愛弟子、虚子をたとえ、こぅ記してある。

虚子君 さつまいも 
甘み十分ナリ 屁ヲ慎ムベシ

同じ弟子の碧梧桐は“つくねいも” 漱石は“柿”と、
それぞれ食べ物に当てはめているのが子規らしい(笑)

病に倒れる前からも、子規の健啖家ぶりはすごかったらしく、
既に寝たきり_寝返りもままならぬ状態_であった時でさえ、
すさまじい食欲を見せている。

「仰臥漫録」より

朝  粥三椀 佃煮 梅干 牛乳五勺ココア入り 菓子パン数個
昼  粥三椀 松魚のさしみ ふじ豆 ツクダニ 梅干 梨1つ
間食 牛乳五勺ココア入り 菓子パン数個
夕飯 粥二椀 焼鰯十八尾 鰯の酢のもの キャベツ 梨1つ

焼鰯十八尾ってのもビックリだが、好物の梨だか柿を15個も食べたとか、
鍋焼きうどんを10杯食べたとか、とにかく鉄壁の胃を持っていたようだ。
もちろん出費も相当なもので、看病に当たっていた母と妹、律の食事は、
とても質素なものだったという。
この辺りの話は〈子規記念博物館〉のビデオコーナーを見るとオモシロイ。

アタシも食いしん坊なだけに、子規の食への執着はわかる気もする。
食べることが生きることだったんだよね。
それってとってもシンプルで人間的。

秋山兄弟はスゴすぎて畏れ多いけど、子規はなんかしら身近に感じる。
こんな食べ物で共感得ても…って感じだが…(^^ゞ
享年34歳。あまりに早い死でありました。



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その〈子規記念博物館〉は、とても充実した博物館になっていて、
ビデオコーナーなんか見てたら、あっちゅう間に時間が経ちます。
コレは崩壊した「愚陀仏庵」の復元。
ちゃんと中に上がれるようになってますvv

子規の志はもしっかり受け継がれているようで、
園児が書いた子規の絵や、学生による俳句新聞が展示されてたり、
ああ、市民に愛されてるんだな〜って思った。

「あしのほうがすごいぞなもし」
なぁんて、空の上で、真之にドヤ顔をしているかもしれません。
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by giova21 | 2011-08-27 23:15 | にっぽんの休日 | Comments(0)

ラテンなジョバのお気まま日記♪


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