まだまだまだまだ白〜
2009年 08月 29日
この辺りは「やせた土地」とも言われているそうだが、過酷な条件下で育ったブドウはソレだけ根性(質がイイ)があり、人間も知恵や工夫をこらし、なんとか美味しいブドウとワインを作ろうとする。
そんな双方の努力が実り、創業わずか15年余りで、有名ワインガイドに名を連ねるトップワイナリーに成長しました。
(ソアーヴェより、ヴァルポリチェッラの方が有名みたいですが…(^^ゞ
Soave Fontana doc 2007
テヌータ・サンアントニオ
ソアーヴェ フォンターナ
*ガルガネーガ90%、
トレッビアーノ・ディ・ソアーヴェ5%、シャルドネ5%
*ジョバッキエーリ5/3
青みのかかったレモンイエローに、青リンゴや柑橘系の香り。余韻はすんなり、キレイな飲み心地の若々しいソアーヴェです。
テイスティングコメントに「トマトの葉」とあったが、言われてみれば思わず膝を叩くほど納得。青くて酸っぱい香りも確かにする(で、嫌みじゃないのよコレが)。表現ってオモシロイね〜♪
ピエロパンより約千円も安いデイリー価格だが、あたしが「水」と称した、そこらの安物ソアーヴェより全然◎♪気軽に美味しいソアーヴェを飲みたい時にはピッタリだと思います。
この1つ上のランク Monte Ceriani〜モンテ・チェリアーニ(VT'05)は、ガンベロロッソでトレヴィッキエーリ獲ってるらしい。今度飲んでみようっと♪
お次はアブルッツォの真打ち「ファルネーゼ」。今やコンビニにもあって仰天するカサーレ ヴェッキオ。この異常な人気ぶりにはちと…だけど、実際マジでコレは美味しかったから仕方ないか…
で、その同じライン、カサーレ ヴェッキオの白を今回、飲んでみました。
奇しくも同じ場所で撮ってるね〜(笑)
ペコリーノってチーズでしょ?!じゃなくて、ブドウにもペコリーノってのがあったんですね♪その昔、羊飼いたちがチーズを売り歩く時に、いっしょにブドウの苗木も売っていた。
房が小さくこんもりした逆三角形が、羊飼いから買ったこともあり「羊の顔」に見えたのだろう。だからそのブドウは「ペコリーノ」と呼ばれるようになったとか。そうそう!「キツネの尻尾〜コーダ・ディ・ヴォルペ」っていうブドウもあったな(笑) なんかね、カワイイよね♪
という歴史は古いが、今は希少品種となっており、ファルネーゼをはじめとする地元の作り手たちが残し、作る努力を続けています。
酸味がフレッシュ&クリアで、ミネラルというかハーブというか、そうゆう苦みが特徴的でもある。もっとマッタリ腰が据わった熟女と思いきや、軽快な阿波踊りをするシャッキリ娘でありました(笑)